またチェックの方法論も完全とはいえない。そのための培養検査の利用や、サーベイランス目的の薬剤感受性検査技術の向上も今後の課題である。さらに治療についてはコミューンに投薬を管理させる体制について検討の余地があること、注射器の滅菌については差し迫った問題がある。 患者発見についてはコミューンを中心とした公的サービスのカバー率が分からないが、たとえば、標本についてPatient's delayをモニターなどによってこれが分かると有益だと思われる。市場経済が拡大しつつあるいま、私的セクターの役割がますます大きくなると思われるが、それにそなえてこのような情報がますます必要になるのではないか。
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