日本財団 図書館


昇任は昇任委員会が決定を行う。昇任委員会は、省庁・局内異動職種については各省庁・局内部に設置され、また省庁間異動職種については公務員庁に設置される。
省庁・局内異動職種の昇任委員会の委員は、通常、次官、局長、公務員庁からの代表から構成される。また、トップ管理職グループの昇任については、官房総長、公務員庁長官、大蔵省事務次官から構成される昇任委員会が審査を行う。

 

(3)選考基準
選考の基準は、委員による面接、勤務評定、研修における成績等が考慮される。また、省庁間異動職種中、一部の職種・級については(例えば行政補佐職4級から3級への昇任のように補佐職グループから管理職・専門職グループヘ昇任するような場合等)公務員庁により実施される筆記試験の結果も考慮される。

 

6 異動
(1)種類
異動には、以下の3種類がある。
?@職種内で行われる通常異動
?A職種を越えて行われる臨時的異動
?B州政府や公営企業、公益法人への出向

 

(2)省庁・局内異動職種
省庁・局内異動職種の異動は、当該省庁・局が決定する。

 

(3)省庁間異動職種
省庁間異動職種の異動は、公務員庁が決定する。

 

(4)臨時的異動及び出向
臨時的異動及び出向は、公務員庁が決定する。出向は通常、行政外交職に多く行われ、出向期間は2年から5年である。

 

083-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION