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2.3反射波低減機構の概略設計

 

2.3.1ヘチマ状繊維型
(1)設定条件
(i)現地での中古VLCC仮設防波堤船側に取付けのヘチマ状繊維型(着脱方式)を想定した場合、現地工事での重機使用率も多く、洋上作業となり、又、気象条件に左右され荒天待機等で工期確保が困難となり、総合的にコスト高となる。但し、ヘチマ状繊維本体は着脱式とし、取付けガイドブロックは船側付き一体物となる。

 

(◆ヒH7年3月報告書付録資料 付-8波圧算定表 波圧PIは無視したヘチマ状繊維型三重構造方式としたが、メーカーカタログに無いサイズを選定、従って、圧縮強度試験等に関しては再検討の要あり、但しTOTAL重量の面で多孔板に比べ軽量となる。

 

 

(2)構造
(i)ヘチマ状繊維三重構造(4,333×3枚)1ブロック13,000B×8,000L×10,920Dとし、原料はプラスチックを鉄骨構造物のトラスの原理同様 立体網状体とし、その相互接点を接着成型した構造とする。その表面開孔率は95〜97%と極めて高い接水表面がある。

 

 

 

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