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他的経済水域を設定して以来、国内に本格的な漁業が育成された。
ニュージーランドの200海里経済水域(約400万平方km)は世界でも有数の広さであり、政府はこれを8区域に分けて、漁業資源の保護・管理を行っている。
最近数年間の漁獲高の推移をみると、年々増加傾向を示しており、また輸出量も順調な伸びを示している。

年別漁獲高実績

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魚介類輸出実績

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なお、輸出国別では米国、日本、オーストラリアの順で大きなシェアを占めている。
(B)漁業開発計画
ニュージーランド政府は、漁業開発計画による漁船増強を図るため、国内造船所で建造する漁船の所有者に対して一部建造費の補助、一定規格の漁船の輸入に対する関税の免除、その他各種の助成策を講じている。また、政府設立による特殊法人のFishing Industry Boardは、漁業情報の収集、漁法の改善、漁船の近代化、加工技術の開発、マーケッティングなどに関し、

 

 

 

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