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(C)需要状況
ニュージーランドの海上貨物の最近の荷動き量の推移をみると、羊毛、食肉、酪農品、林産品など主力商品をはじめ、工業製品の輸出が急増しており、一方、輸入貨物も政府の一部関税の撤廃、引き下げなど輸入緩和規制策の実施の影響を受けて増加傾向にあり、内航貨物についても好調な伸びを示している。
このような貿易量の増大を反映し、ニュージーランドは自国海連の輸送力(87年現在における自国船による積取比率:輸出貨物で8.2%、輸入貨物で9.0%)の増強に努力している。

保有船腹量の推移

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(D)船腹拡充計画
前述のように、ニュージーランドは自国船による海運の発展を目指して、商船隊の拡充、港湾作業船の整備に力を入れており、必要に応じて補充、増強を行っているが、未だ組織的な長期にわたる船腹拡充計画をたてるまでに至っていない。なお、最近数年間(82年〜88年)における船腹保有量の推移を船種別にみると、オイル・タンカー2隻(28,177G/T)、液化がガス運搬船1隻(2,169G/T)、オア/バルク・キャリア2隻(26,040G/T)、貨物船1隻(2,738G/T)、コンテナ船3隻

 

 

 

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