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(5)発展するコンテナふ頭

昭和42年、我が国でははじめてのコンテナ船(アメリカ)が日本の港(品川ふ頭)に初めて入港したとき、「第二の黒船」として、話題をよびました。
コンテナ輸送は、貨物を世界統一規格のアルミ製の箱に詰めて、海では船で、陸ではトレーラーなどで運ぶ方法です。
貨物をドアからドアまで結ぶコンテナ輸送の窓口になっているのがコンテナふ頭です。
平成7年には2,864万トンの外国貿易貨物を取り扱いましたが、そのうち84パーセントの2,413万トンがコンテナで運ばれました。このようにコンテナ輸送は、これからの海上輸送の主役として、ますます発展していくことでしょう。
?大井コンテナふ頭
昭和46年から出来た東京港で最大のコンテナふ頭です。
長さはなんとJRの有楽町駅から浜松町駅までと同じ2,300メートルもあります。同時に大きなコンテナ船が8隻も着けられ、それぞれ特定の会社がつかっています。

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大井コンテナふ頭

 

?品川コンテナふ頭
大井ふ頭と違い公共のふ頭なので、いつも決った船が着くわけではありません。どこの会社の船でもつけられます。
現在では、韓国や中国航路の船が中心です。
そして、ここは昭和42年日本で最初のコンテナ船「ハワイアンプランター号」がついたふ頭でもあります。

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品川ふ頭

 

 

 

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