■東アジア・太平洋地域：過去10年間、東アジア・太平洋地域の国際観光客到着数の伸び率は世界最高を保っていたが、1995年には中東と南アジアに抜かれた。とはいっても、この地域は、国際観光客到着数が対前年比8.6%増、国際観光収人が同11.9%増と依然大きな伸びを示している。1995年に山界全体で増加した国際観光客到着数の35%を東アジア・太平洋地域諸国での増加数が占めている。

■オーストラレーシア・太平洋諸島は東アジア・太平洋地域諸国の中で最も伸び率が高い。

■北東アジア地域は、東アジア・太平洋地域諸国への国際観光客到着数の半数にあたる4,600万人を受け入れ、東アジア。太平洋地域諸国の中で最も外国人来訪者が多い地域である。北東アジア地域諸国への到着数は日本以外は増加した。日本への到着数が減少したのは、円高による旅行費用の高騰が主な要因であるが、観光宣伝が十分に行われなかったことも影響している。韓国の国際観光収人は50%近い大幅増を記録し、中国も約10%増の80億ドル強を記録した。

■東南アジア諸国も順調に伸びた。インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイなどの成熟した旅行日的地のみならずベトナムなどの新興旅行目的地への来訪者も増加した。

東アジア・太平洋地域（暫定値）

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