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高齢者にやさしいまちづくりについて
〜高齢者の社会参加の促進〜
 
千葉市企画調整局企画課長
岡田 和哲
 
1 はじめに
本市は、今後15年間の福祉施策の構想と基本的方向を示す「総合福祉計画」を平成8年3月に策定した。
また、この「総合福祉計画」に基づき、高齢者、児童家庭、障害者及び地域福祉の分野ごとに、平成12年度までの主要な事業についての目標量等を定めた「推進計画」を策定したが、その中の1つである「高齢者福祉推進計画」により高齢者福祉施策を推進し、高齢社会に向けてのまちづくりに取り組むこととしている。
なお、「高齢者福祉推進計画」は、平成6年2月の「高齢者保健福祉計画」策定後に、国において「新ゴールドプラン」(高齢者保健福祉推進十か年戦略の見直し)が策定され、高齢者施策を取り巻く状況の変化が生じたことから、「新ゴールドプラン」の理念等を踏まえ、また、本市の「第6次5か年計画」(計画年度1平成8年度〜平成12年度)との整合を図りながら、新たに平成8年3月に策定したものである。
以下、この「高齢者福祉推進計画」等に墓づき、高齢者の社会参加の促進について述べてみたい。
 
2 本市の高齢化の状況
平成7年10月1日に実施された国勢調査の結果によると、本市の人口は856,878人であり、そのうち老年人口(65歳以上人口)は、80,794人、高齢化率(人口に占める65歳以上人口の割合)は9.4%となっている。
また、総世帯数は316,466世帯であり、1世帯あたり人員は2.7人となっている。
そのうち、65歳以上の高齢単身世帯は9,746世帯、総世帯の3.1%を占めている。また、夫が65歳以上、妻が60歳以上の高齢夫婦世帯は13,957世帯で、総世帯の4.4%を占めている。

 

 

 

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