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対象を観察して援助の必要性を判断する。
第二の関心(心のこもった人間的な関心)
手をさしのべたいという行動への意思を持つ。
第三の関心(実践的、技術的な関心)
特定の手段を選んで一連の行動を引き起こす深い熟慮をもって行われるこれら一連の行為。
〈改訂版 科学的看護論 藤井担子著より引用〉
《清潔》
・人間の生活に欠かせない基本的ニード。
・病気の自然治癒力を助けるために不可欠。
・看護婦の判断と責任で患者の生活に主体的に関われる。
・看護婦の清潔に対する考え方、知識、観察、判断力が患者の安全、安楽、健康回復に大きく影響する。
・清潔に対する考え方や習慣は民族性、地域性、文化背景、各人の生活パターンなどにより特徴があり多様。
・援助により生理的、物理的効果だけでなく心理的効果も期待できる。
2. 清拭の技術を通じて学生に学んで欲しいこと。
《3年生前期の実習目標〉
疾患の病態生理とその症状からくる日常生活への影響を理解し援助の基本を学ぶに関連して
・清潔援助が健康回復に及ぼす影響を理解する。
・清拭の基本技術を対象に合わせて応用する方法を学ぶ。
・対象を一面的に見ず、多面的(発達段階、疾患、生活背景)にとらえることの必要性を理解する。
・援助を通じて人と人との関わりかたを体験する。
3. テーマの決定
対象を理解して全身清拭ができる為の指導案作成。
4. 〈学生の設定〉
氏名 Bさん
年齢 21歳 看護学校 3年生前半期
背景 家族は両親と弟の4人暮し。

 

 

 

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