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・言語によるコミューケーションの障害
・低酸素症のため疲労しやすくて、会話ができないなどの欲求不満や、恐怖の徴候の有無を観察する。
・セルフケア能力の欠如
・セルフケアの障害の程度を判定する。患者のエネルギー消費を最小にするため。排便・入浴・食事など、日常生活行動に対して補助的な看護を行う。
・健康管理能力の変調
・家庭や環境の中に喘息発作を悪化させる刺激物(アレルゲン)がないが、患者・家族とともに調べる。
・刺激性アレルギーとの接触を避ける必要性について教える。
・指示されたときは、アレルギーテストと脱感作療法の介助をする。
・アレルギーテストや脱感作療法中の全身のアレルギー反応について判定する。
・個人のコービング能力の低下
・現状の呼吸困難に関する患者の反応と理解度を評価する。
・呼吸法や運動訓練、日常生活行動の変更などの看護において、患者が医療従事者と協力して行える行動範囲を決定する。
・注意深く耳を傾けて、喘息の重症度と、喘息による生活のの変化に対処する自分の能力を患者がどのように理解しているか、情報を収集する。
・家族のコービング能力の低下
・診断の手順や疾患の経過・予後・治療の現状についてよくわからないことから起こる家族の不安を評価する。
・家濠が病気としての喘息の知識がもてるよう、必要な情報を与える。
・知識と不安の程度に応じて、疾患の経過とそれに対処する種々の治療・看護との関係について説明する。
・適当なケアを家族にさせる。
・疑問やや関心があるときは、言葉に出して云うように家族を指導する。

 

 

 

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