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状軽快、6月12日早朝、ポータブルトイレで排尿後軽度の喘鳴と呼吸困難出現するが、15分間のネブライザー吸入で症状消失、以後、発作はみられない。医師より、トイレ歩行のみ許可されるが、腰痛のためポータブルトイレを使用している。なお、6月10日の整形受診の結果骨折はなく、腰痛は鎮痛剤と湿布を使用し経過観察中。(腰部の腫脹・内出血はない)
本人は腰痛について「こんなになって、夫の世話もできない……」と嘆いている。
検査データ ?@血ガス PO2 80mmHg、PCO2 40mmHg
?ACBC 好酸球、ヘマトクリットやや増加
?B呼吸機能 FEV1.0 減少
環境 6人部屋(一番奥の窓側へ入室)
ベッドの高さ 45cm
食事 ベッド上坐位により、オーバーテーブルを使用し自力摂取可能。
排泄 ポータブルトイレを使用。
清潔面 清拭3回/週、背中や足は看護婦が行い、顔・頸・前胸部などは本人が行っている陰部も「自分でできます」という本人の言葉に応じて蒸しタオルを置いて退室していた。毎食前に手浴施行。
2. 学生の設定
氏名 A子さん
年齢 21歳 3年課程(レギュラーコース)3年生前期 6月
体格 身長:150cm 体重:45?s
趣味 読書
背景 両親と弟一人の四人暮らし(父・母とも共働き、弟は高校2年生)
傾向 同年代との会話は積極的にできるが、年配者との関わりが苦手であり会話が発展しない。
3. 施設の設定
総合病院の内科病棟、学内実習と同様の物品をそろえている。
4. 指導者の設定
指導は病棟勤務の看護婦が行う。
5. 学生観
・成績は中の上で自主的に参加する姿勢に乏しいが、記録はある程度書け指示すれば時間がかかるが行動することができる。

 

 

 

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