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た立地条件として(SAの設置場所として)、交通の輻輳などの面から危倶される面がある。
 ・本調査研究においてはインターチェンジ近接型として、アクセス道路を介した(都)大府東浦線の交流軸としての位置づけから、県道名和大府線をアクセス道路として整備し、あわせて知多半島道路の側道の活用と専用ランフ、もしくは名四東IC下からのアクセスの整備も検討していくものとする。
 

ウ農業振興方策からの活用方針

 ・空港整備に向けた知多半島全体の農業振興の基本方向をふまえ、あいち健康の森の位置づけを確認し、あわせて木の山地区の振興方策を次のように組み立てる。
 

(7)農地の流動化、生産の高付加価値化による専業的農業経営の安定化

 伊勢芋や無農薬野菜などを中心とし、借地方式による経営規模の拡大や流通体系の整備、物産センターなど直売施設の整備。
 

(イ)観光農業や日産品加工の導入による農業関連産業のすそ野の拡充

観光農園、健康関連食品加工、ファクトリーパーク、レストランなどの整備。
 

(ウ)農地の一部宅地化による住宅地の供給と集落との共存

 農業経営からの離農方策として、土地区画整理事業による住宅地供給や市民農園、アパート、駐車場などの経営メニューの多角化。
 

2整備構想案
 (1)周辺地区整備ゾーニングプラン

 対象地区を中心に名古屋市、東海市を含む周辺地域全体をゾーニングし、方向づける中で位置づけを明確にした。
 

ア流通・新産業拠点整備ゾーン

 インターチェンジヘのアクセスや周辺土地利用との関係から判断すると、対象地区の西側から、第二東名の南側、及び東海市の一部を含み知多半島道路と(都)大府東浦線の沿道地域が流通・新産業拠点整備ゾーンとして位置づけることができる。
 
 

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