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(4)住機能
 ア名古屋大都市圏の動向

 人口は一貫して増加傾向にあり、中枢・中核都市を中心とする生活圏の広域化がみられる。名古屋市の中心区は減少傾向だが、周辺区は増加、さらに市城を越えて生活螂が拡大しつつある。当地域は地域差はあるものの比較的に緑地空間に恵まれた都市が多く、1住宅あたりの延べ面積も全国平均を上回り、ゆとりある生活環境となっている。しかし一方で上下水道の普及では公共下水道の整備において普及率で全国平均を下回っており、現在計画的に整備が進められている。また一部に見受けられる木造建築物密集地域における防災対策など災害に強い都市環境の形成や、都市化、価値観・ライフスタイルの多様化、高齢化など、多様な二一ズに対応した住宅供給などが課題となっている。
 住宅地供給・住環境整備の施策としては、主に次のようなものがある。
 ・市街化区域の凄地については土地区画整理促進地区制度や農地所有者の営凄意向にも配慮した農住組合制度の活用。
 ・既成市街地内の未利用地における、土地利用計画に基づく指導の推進や、公的融資制度・コンサルティングの活用による土地の高度利用。
 ・市町村における地域住宅マスタープランの推進事業。
 ・いきいきシルバータウンの建設。
 
 

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