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行政区域をこえた連携による地域振興策と新たな交流圏の設定に関する調査研究報告書(駿河路・甲斐路広域交流可能性調査)

 事業名 地方自治に関する調査研究
 団体名 地方自治研究機構 注目度注目度5


2 「駿甲交流口」振興の基本方向

(1)中央軸エントランスの形成

 本地域は、広域的な生活圏としては、静岡圏、清水圏、富士團、富士宮圏、甲府圏が通勤や買い物、教育、行政など、各領域ごとに多様に重なり合っている地域であり、今後、第2東名自動車道−中部横断自動車道の整備、清水港の整備により、東西南北の高速交通網の結節点として新たな可能性が生じる地域である。

 歴史的には、海の道、東海道、甲州道・身延道(塩の道・イサパの道)が交差する十字路として街道文化を育んできた地域であるが、その後、国土軸が東西に機能するのに伴い、交通渚節点としての役割は減じるとともに、地方広域国境、静岡、山梨両県の境、同時に中部、関東のブロック境あるいは、電力会社やバス会社も分かれ、生活領域でも分化がされるなど、行政的にも交流は限定されてきた。

 しかしながら、今後、東西・南北の高速交通網の整備にともない、清水港からの海路を含め、新たな交流結節点地域として拠点性が期待されるところから、広域国境、県境、ブロック境からくる交流障害要因の克服に努めることにより、文化交流、産業振興等の可能性の高まりを追求していくことが望まれる地域である。

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(2)エントランス・ゾーンの地域イメージづくり

 本地域は、首都圏からみると「富士山の裏側」にあたり、中京圏からすると「富士山と静岡市の間」というようにイメージの薄い地域であるため、人・モノ・情報を滞留させる積竈的な取り組みがないと、高速交通網の整備は通過交通の増大にしかなりえない可能性がある。

 東西−南北の高速交通網整備に対応し、情報発信性の高い取り組みと積檀的な情報発信、拠点施設の整備等により、中央軸の「エントランス・ゾーン」のイメージづくりを行う。

 






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