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行政区域をこえた連携による地域振興策と新たな交流圏の設定に関する調査研究報告書(駿河路・甲斐路広域交流可能性調査)

 事業名 地方自治に関する調査研究
 団体名 地方自治研究機構 注目度注目度5


6 まとめ

(1)立地条件

ア 本地域は、東京、名古屋の中間に位置し、東京圏の伝統的なリゾート圏、テクノリンケージ(高次産業連関)の一環を形成しており、第2東名、中部横断自動車道の整備は、観光−産業立地の面で有利になると予想される。

イ 中部横断自動車道の整備により、中央日本を横断し、日本海と太平洋を結ぶ中央軸、東京を100〜150kmのところで取り巻く大環状網、東京と名古屋を起点とする6つの環状観光ルートの形成が可能となり、IC周辺等には開発インパクトが生じる。

ウ 本地域は、静岡市を中心とする行政・文化・業務・商業ゾーン、富士市−沼津市を中心とする駿河湾工業ゾーンの接点にあり、富士−箱根−伊豆の観光ゾーンの裏側ないし手前に位置し、独自の地域イメージを持ちにくい地域である。

エ 地域交通としては、南北は山を越える道路のため1時間圏と時間がかかり、東西は30分圏であるが、清水市〜由比町間で狭い山と海の間に集中している区間があり、防災上の問題を抱えている。

(2)地域特性

ア この地域が、静岡、山梨両県に占める割合をそれぞれ見ると、人口と較べて、産業機能は、県平均、もしくは下回る、という状況である。

イ 人口31.3万人、世帯数10.1万世帯であるが、人口はベッドタウン的な機能を持つ富士川町、芝川町を除いて減少傾向を示している。

ウ 農業は、温暖な気候を生かしたお茶、みかん、いちご等、工業は立地条件を生かした電気機械、一般機械、駿河湾工業地域に関連する素材型及び関連する企業、清水港や海産物を生かした食品加工等があり、小売・飲食は、清水市が吸引しているほか、周辺の静岡市、富士市、富士宮市などの商業の吸引が見られる。

(3)主要プロジェクトと地域振興課題

清水市の都市機能強化、港湾機能強化、工業振興、スポーツ関連等のプロジェクト、富士川市の解放型サービスエリア構想や、第2東名関連の宍原工業団地、新々富士川橋、富士南麓道路整備などが見られるが、中部横断自動車道関連のプロジェクトは今後の課題である。

 






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更新日: 2020年7月4日

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