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ウ 社会的資源

 都市観光においては、近代都市機能の集積が資源となる。それらには、有形及び無形社会資源と産業資源がある、

 

(ア)有形社会資源

a.都市空間

 都市景観は中心市街地にオリオン通り、大通り、釜川プロムナードなどがあり、現代的都市空間として大通りを中心にビル街が見られる。また、ショッピングエリアが東武宇都宮駅を中心に二荒山神社に至るオリオン通り、大通りとバンパ周辺が中心商業施設の集積地といえ、大通り沿いにJR宇都宮駅へと店舗が続く。都市風景は平場のために市街地の景観の拡がりが把握できない面がある。〔参照:図表47〕

 

b.公園・緑地

 都市公園として、公園・緑地の状況を見ると、平成6年においては、総数450ヵ所、総面積285.66ha、市民一人当りの面積6.6m2である。平成8年を初年度とする「都市公園等整備五箇年計画」によると、市民一人当りの面積は、2000年(平成12年)度末までに概ね10m2/人とされ、平成6年の状況ではまだ少ない。尚、地方公共団体の弾力的運用になるが、国の掲げる長期目標としては21世紀初頭を目処に概ね20m2/人を目指すこととしている。

 

C.教育、社会、文化施設

 短期大学3ヵ所、大学3ヵ所、市立図書館2ヵ所(市立図書館、東図書館)、県立図書館、県立美術館、県立博物館、県立子供科学館が各1ヵ所、大谷資料館、市民会館1ヵ所、体育施設50ヵ所(小中学校夜間開放施設を含む)、福祉会館1ヵ所、勤労青少年ホーム2ヵ所などがある。なお、市立美術館が平成9隼3月に開館する。

 

d.展望施設

 宇都宮タワー(八幡山公園 高さ89m 展望台地上30m)は視界が360度で、日光の山々が望める。その他に仏舎利塔、多気山展望台がある。

 

 

 

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