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 (イ)西尾市、安城市には大きなまとまった土地がなく、地価も高い


 幸田町に接する西尾市、安城市では、「開発可能な士地は農用地区域になっているため、 大規模な開発ができない」との声が挙がっており、一方、山林面積の多い幸田町は土地 供給量及び土地価格の面から適地であると考えられている。

 (ウ)配送センターの立地可能性がある


 E製造業では、独自の物流システムを構築しているが、補修部晶については下請け業者に 出しており、この量が非常に多いため、「これら業者の集配送を共同化するという面での必要性を 考えていくべきである」との声があった。また「トラック待機場があると地元住民に迷惑をかけないし 便利である」との声もあった。一方、K運輸業の調査においても蒲郡市、西尾市、豊橋市付近には 集配送するための拠点が現在なく、その必要性を感じていたとの声があった。

 (エ)K運輸業の立地は地域の産業雇用にも寄与する


 さらに、K運輸業では、集配送を行う拠点においては近くに住む人を雇っているということや 配送する過程の中で商晶に様々な加工を施すため人手の確保も必要になるとのことである。

 (オ)東西三河の中間(幸田町付近)に物流拠点を形成したい


   a.食品卸センターをつくりたい


 H運輸業はL小売業(大型小売店舗)30店舗の配送を行っているほか、地方の独立した スーパーの配送も行っており、その配送圏(束西三河)の中央に位置する幸田町付近に 物流拠点(食品卸センター)を形成したいとの考えをもっている。また、「いくつかの食品製造 メーカーに対して製造過程の合理化を働きかけており、今後もこうした働きかけを展開していく」

 

 

 

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