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ウ玄海諸島の主たる市場

 玄海諸島の主たるマーケットは次の三つに分類できる。
      1)島内市場
      2)対岸の唐津〜呼子を中心にした市場
      3)博多を中心にした都市市場
      

(ア)地元愛用運動の展開と島来訪客へのPR

 1) の「島内市場」については、地場産品を普及させていく場合の基本的な支持市場である。現在、馬渡島で生産されている加工品も島内住民や学校給食で利用してもらっている。ただし、島の市場規模は小さく限界もあるので、少なくとも玄海諸島全体での愛用運動までは広げていく必要がある。
 また、釣りやキャンプ客など島への来訪客に積極的にアピールし、島製品の愛用者になってもらう工夫をすることが大事である。
 

(イ)桃山天下市、唐津アルビノ、呼子朝市の活用

 2)の「唐津〜呼子」を中心とした市場については、唐津市や呼子町に来ている観光客も対象となるが、呼子町の関係業者に対するヒアリング調査によると、現在の呼子における売れ筋商品の動向は次のとおりである。

 ○最も売れる品目は次のものである。味琳干し(アジが中心、イワシは保存がきかない)、ウニ、イカの生干し、イカシュウマイ
 ○価格帯は400円〜500円ぐらいのものが最も売れる。
 ○最近の消費者は“空もの志向”が強いので佃煮類はあまり売れない。
 ○海藻(ヒジキ、ワカメなど)や切り干し大根などは今後の商品として有望ではないか。
 
 また、桃山天下市では、物の搬入と売れ残り商品の引き取りシステムが整えられれば新たな商品を扱ってくれ、玄海諸島では馬渡島と加唐島の加工品を漁協が介在し販売されている。
 今後は、桃山天下市や唐津アノレビノヘの出品をより拡大・充実していくとともに、呼子の朝市への参加も検討していく必要がある。
 

 

 

 

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