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 地域内人口の推移を見ると、熊本市、宇土市、長洲町、愛野町を除く市町村においては減少の一途を辿っており、3%超の減少となっている市町村も少なくない。
 熊本県全体では人口が微増傾向にあることからすると、調査対象地域内における過疎化はかなり深刻であるといえる。また、65歳以上高齢者が全人口に占める割合(高齢者比率)も20%〜30%台と高率で、過疎化と高齢化が同時進行している状況がみられる。

 

 昼夜間人口比から見て(通勤・通学などによる)流入率が高い市町村は、熊本県では熊本市、八代市、水俣市、本渡市と河浦町、長崎県では島原市、愛野町、小河町、口之津町で、これらが周辺市町村の中で拠点性が高いといえる。
 旅客航路背後圏内人口の動向は表1-1-1に示すとおりである。

 

 

 

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