Table-3 Working days × No. of workers per 1tf unit reinforcement
Table-4 Working days × No. of workers for individual rot
?「鉄筋ユニットの製作」については「鉄筋の加工」、鉄筋ユニット製作架台への「鉄筋の運搬」、「鉄筋ユニットの製作」の3つに分類した。
?「鉄筋ユニットの建て込み」については「鉄筋ユニットの建て込み」、建て込み後の通り調整及びハンチ筋結束等の「鉄筋ユニットの調整」の2つに分類した、
?作業工数については作業時間と人数を掛けた延べ作業時間を算出し、その集計値を8時間で除した値とした。
こうした手順にもとづいて集計した各層別の作業工数を表−3及び表−4に示す。また、鉄筋ユニット建て込み1サイクル当たりの作業時間の最長及び最短を表−5に示す。
表−3の鉄筋1トン当たりの作業工数及び表−4の層別の作業工数については、2層目から3層目、4層目と作業が進むにつれて減少しており、表−5の作業時間についても同様の傾向がみられる。これは、鉄筋ユニット工法に作業員が慣れていった結果によるものと考えられる。
b)安全性
本工法では、高所での作業が減少すること、内足場上での作業が減少すること及びケーソン上での鉄筋の仮置きが少なくなり、現場が整理されることから、安全性の向上が図られるというヒアリング結果を得ている。
C)今後の課題
鉄筋ユニット工法の今後の課題としては、ケーソンの大きさ、製作ヤード等に対応した適切なユニット分割法の検討、鉄筋ユニット製作方法の改良、より効率的な鉄筋ユニット建て込み手順の見直し、及び鉄筋ユニット吊り装置の改良(軽量化等)があげられる。
Table-5 The longest and shortest work time
4.おわりに
鉄筋ユニット工法は、「大型ケーソン製作自動化技術」の開発の一環として技術開発を進めているものであり、平行して鉄筋ユニット製作の自動化及び自動型枠工法の開発も行っている。これらの技術開発は、(財)沿岸開発技術研究センター、石川島播磨重工業(株)、五洋建設(株)、東亜建設工業(株)、東洋建設(株)、三菱重工業(株)、及び若築建設(株)の協力のもとで行っているものである。ここに関係各位に対し深くお礼を申し上げます。
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