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第6章 照明装置、船灯及び信号灯

 

 6.1 概 説

船舶の照明装置等については、それぞれの場所に応じ、その目的を十分考えて設計し、装備する必要がある。船内照明を大別すると、次の3つの分野に分けられる。

(1)船の安全航行及び旅客・乗員の安全確保のために必要な照明(航海灯、信号灯、ボードデッキランプなど)

(2)船内の作業場における照明(操舵室、機関室などの照明及び荷役照明など)

(3)居住区域の装飾的な要素と照明効果を考慮しての照明

 

6.2 照明の基礎

(1)光 束単位時間当たりの光の流れの量をいう。単位はルーメン〔lm〕である。

(2)照度単位面積当たりに入射する光束をいう。例えば作業机の上の明るさは照度で表す。照度の単位はルックス〔lx〕で、照度E〔lx〕、光束F〔lm〕、面積A〔?〕とすればE=F/Aとなる。

 照度基準及びその測定法は、JISF8041−86「船舶の照度基準及び照度測定法」による。(表6.1参照)

 

 

 

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