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った場合である。しがたって、スターデルタ始動の場合は、スターからデルタに切換える際、タイマにより固定子巻線の残存電圧が消滅するのを待って全電圧に切換え、突入電圧が過大となることを避ける方法が一般にとられている。

始動回路は、図4.2に示すように、最初コンタクタ88を接にすると次いでコンタクタ6が接になり電動機はスター結線で始動し、冨動機がスター結線における全速度に達するとコンタクタ6が断となり次いでコンタクタ88−1が接となって電動機はデルタ結線となり、始動を完了する。

なお、次に説明するリアクトル始動方式及びコンドルファ始動方式の場合も同じであるが、最初のコンタクタの投入のみが手動で電磁投入される外は全てのコンタクタはタイマを使用することによって自動で接、断の動作を行うようにするのが一般的である。

(3)クローズド・スターデルタ始動方式

この方式は、図4.3のように結線される始動方式で、スターからデルタへの切換え時に抵抗器で一時的に接続されるため電源から解放されることがなく、突入電流を抑えられるので、発電機容量を小さくすることも可能で、予備発電機や非常発電機の客量も抑えること

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