日本財団 図書館


機関部の自動化の項目と概要について記述する。

自動制御・遠隔制御を行う装置名を記述するとともに主要制御盤及び監視盤についても記述しておく。また機関の無人化証明取得の有無、主機遠隔操縦場所、機関制御室(又は監視室)の設置場所、についても記述する。

 

1.1.4 要目一覧表

主要目表は、前述のように基本計画における方針決定のためにその概要を記載したものであるが、これから出発して主電路系統の概略を作成するとともに、経験実績データを基に次の各項の作業を行い、見積資料ともなる要目一覧表を作成する。

(1)所要電線量を算出する。

(2)照明装置の仕様により、灯具の種類及び数量を算出する。

(3)船内通信・警報・計測装置、航海計測装置、無線装置、機関部自動化装置などについて、設計着手前に判明する範囲をできる限り詳細かつ具体的にリストアップする。

 

1.1.5 メーカーリスト

主要電気機器のメーカーリストを作成する。メーカーの選定に際しては、事前に船主及び資材担当者の了解を得ておくことが必要である。

 

1.1.6 電気部仕様書

一般に電気部仕様書には、次のような内容を記述する。

(1)一 般

設計方針として船に適用される法規又は船級規則、航行区域、検査機関、電製品の構造・性能(原則としてJIS規格品の採用)並びに機関部及び船体部との関連事項を記述する。

(2)電圧及び配電方式

動力装置、照明電灯装置及び小形電気機器、船内通信及び航海計測装置、無線装置、自動制御及び遠隔制御装置、非常装置又は予備装置(主に予備灯)の電圧及び配電方式。

(3)ケーブル及び絶縁電線

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION