日本財団 図書館


のA点に加わる場合、電圧が+のときはダイオード1,2を通して電流が流れ、-のときは3,4を通して流れるので、B点の電圧は図3・38(b)のようになる。図3・37のB点のスイッチを閉じて負荷を接続すると、B点の電圧は図3・38(c)のようになり、同じ平滑コンデンサーと負荷なら半波整流に比べて電圧変動は小さくなる。この電圧変動は、精密な電子機器に対しては雑音の原因になるので、普通は平滑回路と負荷の間に、次節にのべる定電圧回路を設ける。また、図3・39のような回路を用いると倍電圧及びN倍電圧の整流回路を作ることもできる。

3・5・2定電圧回路

図3・40に定電圧回路の一例を示す。同回路はAutomatic Voltage Regulatorの頭文字を

079-1.gif

 

 

  前ページ  目次へ  次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION