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資料-A
携帯電話の動作原理
携帯電話のネットワーク
携帯電話のネットワークは、携帯電話、無線基地局、交換局、サービス制御局から構成される。サービス制御局、交換局、無線基地局は地上系であり、最終的に携帯電話と無線基地局の間で無線通信が行われる。
携帯電話の周波数帯域、送信出力
携帯電話の形式はショルターホン/カーボンと呼ばれるタイプといわゆる携帯型電話の2種類に大別され、さらにそれぞれにアナログ、デジタルの2種類の方式が存在する。当初携帯電話に割り当てられた周波数帯域は80?Hz帯のみであったが、近年の需要増大に応えデジタル式携帯電話については1.5GHz帯も使用されるようになった。各形式毎に送信出力も異なっており、これらをまとめると以下の表のようになる。
(注1)デジタル式では、一波を時分割し3回線あるいは6回線が同時に使用している。送信時には最大上記出力で送信されるが、平均出力は1/3あるいは1/6となる。
(注2)電波法では送信出力を必要最小限とするよう規定している。無線基地局は携帯電話に対し、通話可能な最小の送信出力で送信するよう指示するため、最大出力で送信されるケースは少ない。
携帯電話のスプリアス
携帯電話のスプリアスは電波法に定められた値である一60dBもしくはO.25mW以下となるよう設計、製造されている。
携帯電話の愛発信
携帯電話への着信時はもちろんのこと、携帯電話がらの発信時においても、携帯電話は、無線基地局がら常時発信されている信号の受信を確認した後1こ発信を行う機構となっている。したがって、無線基地局がらの信号が受信できないエリアにおいて携帯電話が電波を発信することはできない。

 

 

 

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