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2.1.6 測定結果
(1)携帯電話
携帯電話についてはその動作原理上シールドルームという環境では電波は一切発射されないことが判明した。動作原理等を資料・Aに示す。実際の測定においても輻射は認められなかった。本件については後日、NTT DOCOM0の協力によりVCCIに準拠して測定された実測データを入手したので参考として図−8、図−9に示す。このデータから、携帯電話ではその使用周波数(900MHz付近)においてD0−160Cの許容レベルを大きく上回る放射があることが削るただし、それ以外の周波数(30MHz〜1000MHz)においてはDO−160Cの制限値を上回る輻射は無い。
(2)ノート型パソコン(NEC)
測定結果を図−10、図−11に示す。狭帯域での測定において、1MHz以下のところでカテゴリA及びZの制限値を上回っている。ただし、カテゴリBの制限値は上回っていない。広帯域については特に制限値を上回った輻射は無かった。
(3)ノート型パソコン(東芝)
測定結果を図−12、図−13に示す。狭帯域での測定において、1.5MHz以下のところでカテゴリA及ぴZの制限値を上回っているただし、カテゴリBの制限値は上回っていない。広帯域については特に制限値を上回った輻射は無かった。
(4)携帯用CDプレーヤー
測定結果を図−14、図−15に示す。狭帯域での測定において、17MHz付近の一点で僅かにカテゴリA及びZの制限値を上回っているただし、カテゴリBの制限値は上回っていない。広帯域については特に制限値を上回った輻射は無かった。
(5)ビデオカメラ
測定結果を図−16、図−17に示す。狭帯域での測定において、1MHz以下のところ及び22MHz付近の一点でカテゴリA及びZの制限値を上回っているただし、カテゴリBの制限値は上回っていない。広帯域については特に制限値を上回った輻射は無かった。

 

 

 

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