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(1)図−1に従いセットアップを行う。
(2)被測定機器の電源をオフにした状態で、スペクトラムアナライザーを用いて150KHz〜1215MHzの範囲で雑音レベルを測定し記録する。
(3)個々の被測定機器の6面全部について、スペクトラムアナライザーを用いて150KHz〜1215MHzの範囲で放射レベルを測定する。各面のアンテナに対する向きについては図−2−1、図−2−2参照。また、被測定機器の作動モードについては2.1.5項の通りとする。
測定データ例を図−3に示す。例は機器番号7(携帯テレビ)の第5面の150KHz〜400KHzにおける狭帯域のデータである。データは以下のように整理した。
データの中から顕著なピークを抽出し(この場合は5点)、その周波数と放射レベルを記録するそれを6面について行う。抽出した周波数について、6面の中で最大の放射レベルをその周波数での最大放射レベルとする。
このようにしてまず周波数と最大放射レベルの測定値を抽出する。抽出した測定値に増幅器による増幅量の修正(今回の場合は−32dB)、及び図−5〜図−7に示すアンテナ補正係数による修正を加えて放射レベルを求める広帯域での測定の場合にはさらにスペクトラムアナライザーで設定した帯域幅による修正も加える。こうして求めた周波数と放射レベルをDO−160Cの許容レベルと共にグラフに表示する。
この作業を放射が認められた被測定機器の全てに対し、狭帯域と広帯域の両方について150KHz〜1215MHzの周波数範囲で行う。
2.1.4 測定機器
測定に使用した測定機器及び接続概念図を図−4に示す。また、測定に使用した各アンテナの補正係数を図−5〜図−7に示す。
2.1.5 被測定機器(携帯電子機器)
表−2に示す機器について測定を行った。

 

 

 

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