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2.3.2地上試験システムの一部稼動修正
地上系システム(運航管理システム及び地上試験端末)は平成7年度(1995年度)、以下の仕様書に基づき作成している。
AFN;ARINC622−2
CPDLC:RTCAlDO−219
ADS:ARINC745−2
ただし、ボーイング社がFANS−1パッケージを製造する際に、上記3仕様書と相違する機能、性能、ソフトウエア変更に関しては、別途仕様書(「Air Traffic Senices Systems Requirements andObjectives/D240U123」)が発行されており、地上系システムを構築するにあたってもこの仕様書を優先している。
世界で、最初にFANSを利用した航空機は、1995年6月22日のカンタス航空で、シドニー発ロサンゼルス行きのB747−400であったが、わが国では、1996年7月19日、JA8079が最初のFANS(CNS/ATM)機となった。
この日以降、実機からDOWNLINKされるメッセージに基づき、運航管理システム及び地上試験端末プログラムの改修を行った。
平成7年度のシステム作成時点で、CPDLCメッセージのインターフェイス部分が不明確だったため、実機からのメッセージ及び最新の「Air Traffic Services Systems Requirements and Objectives/D240U123」を入手して地上試験システムの一部稼動修正を行った。
次ペ−ジに確認した結果のCPDLCメッセージ・インターフェイス部分を示す。

 

1 RTCA:Radio Tecnical Commission for Aeronautics

 

 

 

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