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2.2データ通信サービス・プロバイダーシステムの改修

 

一般に、航空機からDOWNLINKされたメッセージ(TYPE−Aメッセージと呼ばれる。)は、テレタイプ形式のメッセージ(TYPE−Bメッセージと呼ばれる。)に変換され、各航空会社の運航管理システムまたは、ATC機関に送信される。各航空会社の運航管理システムまたはATC機関から送信されたTYPE−BのUPLINKメッセージは、サービス・プロバイダーにてTYPE−Aメッセージに変換され、機上にUPLINKされる。AFN,CPDLC及びADSのFANSメッセージについてもこの流れは変わらず、現在のACARSネットワークを利用してFANSメッセージのやり取りを行うことになる。
アビコムシステムは本試験・評価を行うために、ARINC620及び622に基づく改修を行なっているが、具体的には主に次の改修を行なっている。
? AFN,CPDLC,ADSアプリケーション対応ラベル/サブラベルのサポート
? メッセージ・フォーマットのサポート
フリーテキスト内のユーザーアドレスフィールドを使用して配信先アドレスを決定する機能である。

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参考までに、アビコム・ジャパン株式会社作成の「運輸省ADSトライアルベの対応」インターフェイス仕様書(付録A)を巻末に添付した。当該仕様書は、アビコムシステムを介して行われる運輸省主管の日米間ADSトライアル及びそれに関連して日本航空が行うFANS−1パッケージ評価試験において、アビコムシステムに要求される機能のインターフェイス仕様を示したものである。

 

 

 

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