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2. 公開試験

高粘度油用油処理剤が開発されたことから、11月13日(水)に、(財)シップ・アンド・オーシャン財団筑波研究所において公開試験を実施した。

2.1 公開試験実施要領

(1)試料等
?C重油
?高粘度油用油処理剤等
?使用水槽
イ 縦6m×横5m×深0.8m(造波装置付き)
ロ 縦1m×横1m×深5.5m(造波装置付き)(2)試験要領?乳化分散効果試験
イ 縦6m×横5mの水槽を2分割し、それぞれ深さが45cmとなるように人11海水を張り、その上に油層の厚さが1mm(約15l)となるようC重油を注ぐ。
ロ 水梢の一方に今回開発した高粘度油用油処理剤3.0l(対油散布率20%)、他方に現イ、市販されている油処理剤3.0l(対油散布率20%)を、それぞれ故布器を用いて油面に均一となるよう散布する。
ハ 造波装置等を使用して油面を撹拌し、乳化分散状況を観察するとともに、砂、石、コンクリートへの付着状況を観察する。
?垂直拡散試験
イ 1m角の水槽に深さが5mとなるように人丁海水を張り、その上に油層の厚さが1mm(約1ρ)となるようにC重油を注ぐ。
ロ 今回開発した高粘度油用油処理剤0.2l(対油散布率20%)を、散布器を用いて油面に均一となるよう散布する。
ハ 造波装置を使用して油面を撹拌し、乳化分散した油の垂直方向への拡散の状況を観察する。

 

 

 

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