4. 性能基準の基礎資料
油処理剤は、流出油面に散布した後、人為的に撹拌を必要とするタイプと風浪等の上下動により混合撹拌され海水中に乳化分散するタイプの2つに分けられる。
前者のタイプに属する油処理剤は、通常型油処理剤、高濃度型油処理剤及び開発した高粘度油用油処理剤の3種であり、後者は航空機散布用油処理剤である。
前者の各油処理剤の性能評価の試験方法は、舶査第52号によるが、通常型油処理剤以外のものの特性を評価確認するためには、舶査第52号では必ずしも十分対応できない部分もあり、また、後者については、具体的詳細がまだ確定されていない、。
4.1 撹拌を必要とする油処理剤
撹拌を必要とする油処理剤は、通常型油処理剤、高濃度型油処理剤及び高粘度油用油処理剤の3種である。これらの油処理剤の性能を評価するうえで検討課題となる舶査第52号の試験項目を表4−1に示す。
表4−1 舶査第52号の検討課題
(注)*1 試験油
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