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?装着者は行動が制約されるため、狭い空間での作業は特に注意を要する。
?取扱いに熟練を要する。
?保護衣は作業中表面が汚染される。そのため着脱には第3者の手を借りて、保護内部を絶対汚染させないよう注意しなくてはならない。
?作業場所と生活空間が近接している場合、保護具類を使用後は絶対にそのまま居住区間に持ち込まない。また、その時着ていた作業衣、下着類についても有害ガスの吸着があり得るため十分に気を付ける必要がある。
(3)・保守
?使用後は必ず付着した物質を洗浄除去し、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させ、点検を実施した上で保管する。
?2〜3ヵ月に1回は点検を行い、表面が硬化している物、ベト付くような物は新品と交換する。このとき呼吸具も同時に点検を行うと良い。
?保護手袋は、ピンホールや亀裂ができやすいため、特に注意が必要である。(圧縮空気で膨らませてみると良い。)
?空気ボンベは使用後直ちに充填しておくと良い。
?呼吸具等の面体は、アルコールで消毒して保管する。
3.呼吸用保護具
(1)呼吸用保護具の種類呼吸用保護具には、酸素濃度を基準(酸素濃度が18%以上有る力)無いか)として、
次の方式に分けられる。
○濾過式(酸素濃度が18%以上有る場合。)
○供給式(酸素濃度が18%以上無い場合。)
(2)濾過式(防毒マスク)の種類及び構造
ガス濃度により次表のとおり区分されている。

マスクの種類と使用環境条件

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