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マリンサイエンス・スクール’96とサイエンス・キャンプ96 

研修室

 

はじめに 
「マリンサイエンス・スクール」と「サイエンス・キャンプ」、どちらも聞き馴れない言葉ですが、今年の夏、この2つのイベントが海洋科学技術センターで行われました。 
最近、新聞や雑誌などで「青少年の理科学離れ」、「理学部の危機」などという記事を目にします。また、このような傾向の対策として、各地の博物館や科学館で子供向けに体験教室を開催した、という話題も少なくありません。そこで海洋科学技術センターでは、平成6年度より、青少年に対する海洋研修に関する調査を独白に実施し、その結果を踏まえて、平成7年度の春休みに横須賀、三浦地区の中学、高校の先生を対象とした「海洋科学技術セミナー」を、また、同年度の夏休みには、科学技術庁との共催により「サイエンス・キャンプ’95」を開催しました。 
そして、今年の夏休みには、「マリンサイエンス・スクール’96」と「サイエンス・キャンプ’96」が開催されました。 
1. マリンサイエンス・スクール’96 
(1)海洋科学技術センター独自の試み 
「マリンサイエンス・スクール’96」は、本年度より新たに開始された催しで、海洋科学技術センターが主催し(財)日本財団の補助金により実施されました。「サイエンス・キャンプ」と異なり、海洋科学技術センター独自の事業で、青少年だけでなく、彼らを直接指導する先生方も対象としています。また、遠方からも参加できるように全場までの交通費が支給されるという特徴があります。初年度ということもあって募集に当たっては、いろいろな議論がなされましたが、今回は、先生方を対象に実施し、来年の春休みに生徒を対象として実施することになり、表一1のような募集内容で募集を開始しました。 
募集は、6月中旬より各校に募集要項を郵送して行い、約1か月後の締め切りまでに24名の応募がありました。当初は、もっと多くの応募者があるだろうと予想していましたが、意外と少なかったために再度、(財)日本財団と調整し、最終的には、応募者全員に参加していただくことになりました。そして、理科の先生を中心とした23名(途中キャンセル1名)が海洋科学技術センターに集合しました。
 

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表一1「マリンサイエンス・スクール’96」の募集内容

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写真−1「マリンサイエンス・スクール’96」の参加者たち
 
(2)研究者の熱意に感動! 今川の「マリンサイエンス・スクール’96」の内容は、

 

 

 

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