3.2 SeaBeam Instruments,Inc.
所在地:141Washington St.E.Walpole,MA02032-1155U.S.A.
訪問日:平成8年5月13日
面談者:Steven G.Withrow氏
Emest Bemard氏
Wmiam Jack Capell,Sr.氏 地
主な製品:マルチナロービーム音響測深機SEABEAM2100シリーズ、トランスデューサー 他
(1)概要
ボストン中心から南西に車で30分程のところに位置するSeaBeam社は、林と湖に囲まれた閑静な場所にある。
SeaBeam社は、米国海軍の要請により世界で初めてマルチナロービーム音響測深機を開発し、それを民間に普及させるのに先駆的な役目を果たしたメーカーであり、SEABEAMは、マルチナロービーム音響測深機の代名詞となっている。大深度用としては、世界の90%以上のシェアを占めており、当センターでも「かいよう」に旧タイプを、現在建造中の「みらい」「かいれい」には、新型のSEABEAM2100シリーズを装備している。
この会社は、以前ゼネラル・イシスツルメント社という大会社の一部門であったが、1991年に独立しSEABEAMの専門メーカーになったのを機会に、多種多様の民間の需要に応え、さらに製造コストを下げるために、システムのユニット化を進め、処理ソフトウェアの開発に力を入れている。
(2)社内見学等
会社の概略紹介の後、社内を、要製品であるSEABEAM2100シリーズの設計から製造、検査に至る流れに沿って見学した。
送・受波器は、これまで1素子ずつモールドし、取り付け精度を厳しく管理して船底に装備していたが、コストダウンを図るために、受波器は8素子、送波器は12素子ずつモールドしている。また、このことによって、音響窓を装備する必要もなくなっている。
船上部のうち、送受信及び信号処理部は1本(旧タイプは2本)のラックにすっきりと収まっており、ここでもコストダウンを図るために標準のVMEタイプのユニットを採用している。信
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