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(3)港湾事情
 
リベリアは大西洋に面した約560キロの海岸線をもち、港湾としては、同国最大の貿易港モンロビア、鉄鉱石の輸出港ブカナン、その他ケープ・パルマス港などがある。
(1)モンロビア港
同港は、1948年に米国政府の援助により自由港として開港し、一般貨物のほか鉄鉱石の積出港として有名である。
同港は、モンロビア港湾局の管理下にあり、全長約267m、最大吃水13.71m,12万DWTまでの船舶の収容が可能である。
港内へ至る水路は、長さ2,438m、幅152.4m、干潮時水深14.93mである。
一般貨物埠頭(長さ609.6m、幅10.67m、吃水9.14m)には、最大能力50トン・クレーンおよび倉庫設備がある。
コンテナ埠頭には、20トン・コンテナ積込機、トラクター、トレイラー、コンテナ倉庫、冷凍コンテナ倉庫などがある。
鉱石/バラ貨物積出し用の埠頭として、Liberia Mining Co.の専用埠頭(長さ251.5m、最大幅39.6m)、National Iron Ore Co.の専用埠頭(長さ274.3m、最大幅34.7m)およびBong Mining Co.の専用埠頭(長さ270m、最大幅38.1m)がある。
漁船埠頭は、長さ731.4m、吃水579mまでの漁船の収容が可能である。
タンカー・ターミナルは、長さ198.1m、吃水13.71mまでのタンカーの収容が可能である。
清水、燃料油、ディーゼル油などの供給が可能である。
曳船は、1,700馬力が3隻、3,900馬力が1隻ある。入出港には曳船およびパイロットの使用を強制される。
船舶修理設備は、Denco Shipping Lines Inc.の小型ドライドック
 

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