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荷役設備は、電動高架クレーン(能力35トン)1基、電動門形クレーン(能力6トン)3基、コンテナ・クレーン(能力30トン)1基、固定式門形クレーン(能力3トン)8基、移動クレーン(能力11トン〜200トン)11基、フォークリフト(能力1.5トン〜40トン)、トラクターなどが主なものである。
タンカー・ターミナルには民間石油会社の6バースがある。
清水、食糧、各種バンカーなど全て供給が可能である。
船舶修理施設は、Nuvasa 造船所(Cassetera San Andres),Dionisio Hernandez(Darsena Pesquera),Talleres Ouintana(Darsena Pesequeia),Petrasub(La Marina)などに修繕設備があり、各種船舶の修理を行っている。
83年におけるサンタ・クルツ港の船舶入港数は7,501隻(44,518,652 G/T)で、同港の貨物取扱量は、揚荷が8,167,370トン、積荷が5,665,630トンに達している。
 
(4)造船事情
 
カナリー諸島には、新船を建造する造船所はないが、カナリー諸港に寄港する一般船舶、漁船などの修理を主要業務としている造船所がラス・パルマス及びサンタ・クルツの両港にある。
これら造船所の設備は、いずれも整備されており、大型外航船舶の修理が可能である。
各造船所の設備内容などは次の通りである。
1.Astilleros Canarios S.A.
(所在地)Darsena Exterior,Puerts de La Luz,Las Palmas,Gran Canaria,Canary Islands
(修繕設備)船台7基長さ195m×幅30m(最大能力3万DWT船)
 

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