
などの浅瀬海域で夏期に行なわれている。また、近年はマグロの遠洋漁撈も盛んである。
河川漁業では、さけ、にしん、うなぎ、ます、こい等が捕獲されている。
最近におけるポルトガル漁船による漁獲高は、次の表に示す通り減少傾向にある。
年別漁獲高の推移

漁獲高の減少原因としては、(1)従来、外国領海内で操業していたポルトガル漁船は、各国が入漁規制を厳しくしてきたため、その水域での漁獲量が減少していること、(2)ポルトガル沿岸の水産資源が枯渇してきたこと、(3)ポルトガル保有の大型トロール漁船の隻数が減少傾向にあることなどが挙げられる。
一方、ポルトガル人は魚介類を好み、常食としており、動物性蛋白質の40%近くを魚介類から摂取している。このため、魚介類の輸入は、最近数年間に2.3倍以上に増加している。
魚介類輸入実績

(B)漁船保有状況
ポルトガルは老朽木造船が多く、漁船の総数は約2万隻といわれている。この
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