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(3)港湾事情
ポルトガルにおける主要港は、リスボン、ポルト、レイショエス、アベイロ、フィゲィラ・ダ・フォス、セツーバル、ラゴス、ファーロなどの諸港であり、外国貿易はリスボン、オポルト、レイショエスおよびセツーバルが中心である。
特に、リスボン港は南大西洋への玄関口という要衝の地にあり、港はテージョ河の自然条件を利用した良港で、左岸アルマーダには100万トン、32.5万トンおよび10万トンの修繕用ドックを有する造船所があり、かつ地理的条件に恵まれているので、修理のため入港する大型タンカーが多い。
ポルトガル港湾における海上輸送貨物の年間取扱量は、次の通り増大傾向にある。




ポルトガル主要港湾の設備その他の概要は、次の通りである。
1.リスボン港
同港は、テージョ川河口の天然の良港で、古くからヨーロッパ西岸における海上交通の要地として発展した同国最大の貿易港である。
テージョ河の北岸に長さ延べ13,000mの埠頭(水深4m〜13m)と、南岸に全長3,000mの埠頭(水深3m〜17m)がある。港内には多数の錨泊地(水深8m〜34m)がある。
荷役設備は、トラック・クレーン(能力3トン〜12トン)45基、移動クレーン
 
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