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42トン×3)、各種コンテナ荷役装置(最大能力60トン)、Ro/Ro船用橋型クレーン(能力30トン)、軌条高架クレーン2基(30トン)、埠頭クレーン(能力30トン)82基などがある。
タンカー・ターミナルには、オイル・バース35基、指形突堤などがあり、最大13万DWTタンカー(全長300m、最大吃水13.7m)の収容が可能である。
清水、食料、各種バンカーなどの供給が可能である。
89年の入港船舶数は4,791で、石油、石油製品、肥料、化学製品、金属、塩、穀物、オイル・シーズ、一般貨物など、約2,540万トンの輸出入貨物を扱っている。
船舶修理施設は、Fincantieri CNOMV Yardに修繕用ドライドック(最大能力175,000DWT船)、その他多数の修理工場があり、各種船舶の修理が可能である。
4. トリエステ港
トリエステ(90年人口約24万人)は、ドナウ諸国のアドリア海への出口として重要地点となっている。
港は商港、工業港、石油港の3区画に分かれている。バースは水深7m〜17.5m。
商港は3つの自由地帯から成っている。埠頭は全長12,128?で、68バースがあり、そのうち61バースは一般貨物船、4バースはコンテナ船、3バースはRo/Ro船に使用されている。中継貨物倉庫(延べ495,245平方m)、露天倉庫(442,600平方m)、穀物サイロ(貯蔵能力3万トン)、冷凍倉庫(能力3,700トン)などの設備がある。
工業港には、金属、造船、石油精製、セメント、繊維、化学、タバコ、製材など多数の重要工場があり、埠頭、バース、荷役設備、倉庫などを完備している。
クレーン設備は、埠頭クレーン(能力1.5トン〜16トン)126基、鉱物・石炭用埠頭船橋クレーン(最大能力6トン)3基、きゃたつ型クレーン(能力200トン)1基、移動クレーン(能力6トン〜150トン)13基、フローティング・クレーン2基(能力25トン、150トン)、コンテナ・クレーン、トラクター、フォークリフトトラックなどがある。
石油港には、トリエステ港とオーストリア・西独とを結ぶ長さ460?の送油パ
 
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