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(4)造船事情
 
1975年には、建造総トン数(竣工量)で、日本に次ぐ実績(164隻、約250万G/T)をあげ、欧州第一の造船国であった旧西ドイツも、76年以降、韓国をはじめとする第三諸国の建造量の増加に伴い、徐々に世界市場におけるシェアは縮小し、85年には日本、韓国、ブラジルに次いで第4位(135隻、約56万G/T)、89年には、日本、韓国、ユーゴスラビアに次いで第4位(54隻、43万G/T)にまで低下した。東西両ドイツの統一により、90年には日本(633隻、約682万G/T)、韓国(110隻、約346万G/T)に次いで世界第3位(97隻、約86万G/T)の座を辛じて保っている。
 

ドイツ造船所の建造量の推移

 

 

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