
(9)評価
英国海運界は過去10数年にわたり大幅な規模縮小と産業構造の大きな変革が行われた。また、政府は海運業に対する助成を削減し自由競争の促進に努めている。
一方、造船業は1955年まで世界第1位の地位を保っていたが、1956年にその地位を日本に譲って以来長期にわたり低迷を続けており、1990年における建造量はわずか15万CGTで、これは世界の全建造量の1.2%を占めるに過ぎない。
しかし、同国はクイーン・エリザベス号の建造等といった華やかな時代があり、それら実績からしても今後も競争相手国としてその動向に留意していく必要がある。
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