
全漁獲量の約80%が、サバ、タラ、ニシン、ヒラメ、カレイなどで占めており、その90%近くが食用に当てられている。
漁場は、遠洋ではアイスランド、グリーンランド沖、ノルウェー北岸など、沖合漁業はフェローズ諸島周辺、沿岸漁業は北海、アイルランド沖などであるが、全漁獲量のうち、年間僅か1,000トン程度が、北大西洋西部で捕獲されている他は、全て北大西洋東部で捕獲されている。
(B)漁船保有状況
英国籍漁船船腹量(100G/丁以上の鋼造漁船)は、10年前の443隻、120,809G/Tから86年には319隻、77,250G/Tへと大幅に減少したが、その後徐々に増加し、91年には82年の443隻(12万G/T)にまで回復している。
漁業の主力はトロール漁業で、遠洋トロール(船体の長さ52m以上)、沖合トロール(同33〜52m)、近海トロール(同24〜33m)に大別されるが、これらには急速冷凍装置のあるものや、フィレー、ミール、魚油などの加工設備をもつ工船タイプの船があるほか、スターントロール船も増加している。
漁船保有量の推移
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