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(5)漁業事情
 
(A)漁業の実態
ベルギーは北海に面し、主な漁場は北海沿岸、アイスランド沿岸、アイルランド沿岸などであり、オステンド、ジーブルージュおよびニューポートが漁業基地となっている。
魚種は、たら、ひらめ、かれい、あじ、にしん、さば、甲殻類では、えび、かに、いか、その他貝類が水揚げされている。
これら水産物の大半は、ベルギー国内で生鮮食品として消費され、または加工用に国内の工場に出荷され、ごく少量が主として缶詰、えび、かに類などが輸出に向けられている。
漁獲高は、1960年代には年間6万トン台に達していたが、70年5.3万トン、88年3.1万トン、90年3.0万トンと漸次減少している。
 

漁獲量の推移

 

 
(B)漁船保有状況
ベルギー漁船の総数は、91年末現在、100G/T以上の鋼造漁船が99隻、合計20,218G/Tであり、前年に比べ19隻(2,559G/T)減少している。
 

漁船保有量の推移

 

 

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