
(9)評価
オランダ造船業は石油危機以降の造船不況により構造改善を余儀なくされ、建造能力は大幅に削減され、建造補助金制度、投資補助金制度、税制優遇措置・延払いに対する利子補給制度など政府の各種助成策に大きく依存している状況である。1991年における船舶建造量は約20万GTであるが、補給船、浚渫船等の特殊船分野では優れた実績をもち、わが国にとっては中型船分野の競争相手国である。
一方、海運界も上記と同様に建造補助金、投資補助金制度など政府助成策により発展に努めているので、その動向に留意していく必要がある。
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