日本財団 図書館


60.Secretariat d'Etat Aux Dom Tom, Govemment of France
(所在地)Paris
(保有船舶)練習船1隻(584G/T)
 
(C)需要状況
フランスの保有船腹量は、91年末現在、910隻(約400万G/T)で、10年前(1980年)の1,241隻(約1,200万G/T)と比べ、隻数ベースで331隻減、総トン数ベースでは実に800万G/Tも減少しており、特に大型タンカー、オア/バルクキャリア、一般貨物船などの減少が著しい。
過去2年間(86〜88年)の推移を船種別にみると、総トン数ベースで毎年12%減少、隻数ベースで毎年10%減少であり、特にコンテナ船、乾貨物バラ積み船、Ro/Ro船などの減少が激しく、遠洋タンカーは隻数をほぼ維持しいてるものの小型化傾向にある。この中で、フェリー、沿岸航行タンカー、ガスキャリアなどが現状維持ないしは漸減している。
この2年間における船舶の代替をみると、買船等30隻(新造船7隻、中古または用船23隻)、売船等84隻(海外売船50隻、譲渡27隻、解体6隻、損失1隻)となっている。
フランス商船隊の新船発注をみても、86年コンテナ船1隻、87年客船2隻のみで、10隻以上の発注は1980年まで遡らなければならない。
最近2年間(89〜91年)における船腹量の推移を船種別にみると、オイルタンカーが2隻(269,916G/T)減、ケミカル・タンカーが1隻(2,600G/T)減、LGキャリアが2隻(17,167G/T)減、オア/バルク・キャリアが9隻(235,323G/T)減、一般貨物船が11隻(61,665G/T)減となっており、その反面、冷凍船が1隻(3,563G/T)、コンテナ船が1隻(54,331G/T)、貨客船が2隻(3,100G/T)、客船2隻(207G/T)、補給船11隻(28,474G/T)などがそれぞれ増強されている。
 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION