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 1990年におけるブラジル造船業の受注建造実績は、次の通りである。

(5)漁業事情

(A)漁業の実態

 ブラジルは7,500キロ以上の海岸線と、延べ44,000キロに及ぶ河川に恵まれているが、漁獲量は相対的に低い水準にある。
 漁獲物を地域的にみると、南部沿岸がメルルーサ、いわし、ぼら、小えび、中部海岸線ではいわし、たら類、東北部沿岸では鮪、小えび、伊勢えび、鯛類が多い。
 小えびと伊勢えびの大部分は、輸出に向けられている。
 漁獲量は、80万トン程度であるが、潜在力からみれば今後大きく伸びる可能性がある。

(B)漁業開発計画

 現在、漁業開発庁(SUDEPE)が水産業全般を担当し、漁船の増強、近代漁法の導入、漁獲物受入れ体制の整備(冷凍倉庫など)、水産加工工場の増

 

 

 

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