1994年末におけるチリの保有船腹量は439隻、約72万総トンであるが、これらの平均船齢は20年であり既に代替の時期を迎えたものが多数稼働している。
また、保有船腹量は過去5年間に約13万総トンの増加となっているが、その殆どは中古船の購入によるものである。
93年末における同国の外貨準備高は96億ドル、累積債務は200衛ドルであり、その経済事情は悪く輸出市場としては期待できない。
わが国からの輸出船としては過去20年間にバルク・キャリア3隻(70,800G/T×1隻、35,120DW×2隻)、13,700・2隻、330G/T漁業訓練船1隻、10G/T漁業調査船1隻、430G/T水産海洋調査船1隻がある程度である。