10.タルカフアノ港(Talcahuano)
同港は、コンセプシオン西岸に位置し、機械類、一般貨物などの輸入港であり、魚粉、丸太、木材、新聞用紙、挽材、木材チップ、鉄鋼製品などの輸出港である。
1993年の入港船は75隻で、貨物取扱量は407,300トンに達している。
バース1号は長さ155m、水深8.84m。バース2号は現在使用されていない。
港内には重要な海軍基地がある。基地の防波堤(長さ500m、水深8.23m)は、船舶2隻の同時収容が可能であり、商船が使用している。
設備は、門形クレーン(能力6トン)2基、フローティング・クレーン(能力180トン)1基、一般貨物倉庫(3,267平方m)1棟、貨物貯蔵用上屋2棟(1,000平方m,31,620平方m)などがある。
コンテナは、本船の荷役装置を使用して、トラック上に積載している。RO/Ro船はバース1号を使用している。
民間会社所有の埠頭(長さ1,500m)の突端(水深10.06m)に係船ブイ4基がある。
この埠頭には、倉庫3棟(延べ15,400平方m)、コンベヤベルト(能力250トン/時)などの設備がある。
清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
曳船は4隻(1,300馬力×3,1,600馬力×1)が使用できる。
船舶修理施設は、Astilleros y Maestranzas de la Armada(ASMAR)が運営する海軍所有の修繕設備が使用できる。