（B）海運事情と保有船主の実態

　チリは、南北に約4，300キロにわたる長い海岸線をもち、中南米では海運の盛んな国であり、貨物の輸出入の殆どは海上輪送によって行われている。
　すなわち、銅、鉄鋼、硝石、木材ハルブ、果物・野菜、魚粉などチリの重要輸出品の大部分は船舶で輸送され、また自動車、鋼材、電気機械機器、化学品、原油など主要輸入品の殆どは船舶で輸送されている。
　チリの主な海運会社と、その保有船舶は、次の通りである。
　

1．Chilena de Navegacion Interoceanica S．A．，Compania



 （所在地）Plaza de la Justicia 59，Edificio Interoceanica，P．O．Box



           1410，Valparaiso，Chile



 （保有船舶）



       一般貨物船          17，681 G/T×1隻 Diesel，18．5Kts．，1993年建造



       バルク/コンテナ船  15，080 G/T×1隻 Diesel，15．5Kts．，1979年建造







                              合  計     2隻（32，761 G/T）

　同社は、1930年に設立され、同年アルゼンチン・ブラジル航路、1934年北米航路を開設した。1972年に国営化され、73年に対日航路に進出し、定期船の主力会社となった。その後、83年に民営化された。
　87年には6隻（87，147G/T）を保有していたが、93年は5隻（64，643G/T）、94年は2隻（32，761G/T）と、年々減少傾向にある。

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