(6)船舶の輸入ルート
(A)ライセンス発給機関
エクアドルは国際的にみて、依然として高関税国ではあるが、輸入制度面では基本的に自由化政策をとっており、禁輸入品目は全商品の約1割に過ぎない。
国産品で代替可能な商品の輸入は認められないが、原則的に輸入の数量は制限されていない。
輸入登録業者は誰でもいつでも中央銀行に申請すれば、自動的に輸入ライセンスの発給を受けることができる。
(B)輸入に対する機構、その他輸入上の問題点
エクアドルの輸入管理および政策は、通貨審議会(Junta Monetaria)により運営され、その委員は中央銀行総裁、大蔵大臣、商工大臣などで構成され、審議会議畏が運営管理する。
輸入禁止品目:
全関税品目5,515品目のうち579品目が禁止品目になっている(86年現在)。国産品で充分まかなえる物、賢沢品、国民の健康に不適当な物などがその対象となっている。86年8月以降、全ての車種の乗用車の輸入が自由化された。
許可品目:
一定の輸入品は、例えば農水畜産物は農牧省、工業製品は商工省、薬品類は公共衛生省、武器類は国防省など、当該官庁の事前許可を必要とし、全関税品目の約2割がその対象となっていたが、1986年から87年にかけて、かなりの数の